今月の耳寄り情報 「ボタン・フェルトと弾き心地」
琴伝流の昔のキーボタンは、数字が彫り込みに塗料を付けていました。
この方法ではよく使うボタンの数字の色が消えてしまい、応急処置としてボタンシールを貼っていました。
平成17年からは糊付面に数字をプリントし、滑り止めも兼ねて梨地加工した樹脂シールをボタンに貼るようにしたため、長期間使っても数字が消えなくなっただけでなく、文字も大きく見やすくなりました。
また、指で押さえたキー板がバネの力によって元に戻る時に発生する「コツン」という音の対策も進化しています。
昔はキー板の天板に当たる部分にフェルトのみを貼り付けていました。
このフェルトも何度も改良し、より消音効果の高いものを探し続けてきましたが、程度の違いはあるものの、常時バネの力で押され続けることで潰れてしまい、効果を持続させることが難しいのが実情でした。
そこで、昨年からゴムと二重構造になったフェルトを採用し、消音効果と耐久性の両立を図っています。
大正琴は皆様の気付かないところでどんどん進化しています。
周囲に新しい大正琴を買った方がいたら、自分の大正琴と比べてみてください。
そんな改良がいくつも見つかるかもしれません。
この方法ではよく使うボタンの数字の色が消えてしまい、応急処置としてボタンシールを貼っていました。
平成17年からは糊付面に数字をプリントし、滑り止めも兼ねて梨地加工した樹脂シールをボタンに貼るようにしたため、長期間使っても数字が消えなくなっただけでなく、文字も大きく見やすくなりました。
また、指で押さえたキー板がバネの力によって元に戻る時に発生する「コツン」という音の対策も進化しています。
昔はキー板の天板に当たる部分にフェルトのみを貼り付けていました。
このフェルトも何度も改良し、より消音効果の高いものを探し続けてきましたが、程度の違いはあるものの、常時バネの力で押され続けることで潰れてしまい、効果を持続させることが難しいのが実情でした。
そこで、昨年からゴムと二重構造になったフェルトを採用し、消音効果と耐久性の両立を図っています。
大正琴は皆様の気付かないところでどんどん進化しています。
周囲に新しい大正琴を買った方がいたら、自分の大正琴と比べてみてください。
そんな改良がいくつも見つかるかもしれません。
2014.03.19 Wednesday | 琴伝流ニュース | trackbacks(0)